育毛剤(ミノキシジル)

米国で販売されている、毛根に刺激を与えて血行を促す育毛剤ミノキシジルは薄毛に対し、一定の発毛作用がある事を認知された、最も有名な育毛成分のひとつで、各社から各種発売されています。
発毛・育毛成分のミノキシジルは、日本でも大正製薬から1%を含有する外用発毛剤「リアップ」として発売されていますが、もともとは1970年代後半に経口血圧降下剤として米国で開発され使用されていました。しかし、その副作用として全身の多毛症(Hypertrichosis)を頻繁に引き起こすことから、頭皮に対しての外用薬としての臨床試験が実施され、脱毛症に有効だと発表されました。
ミノキシジルは、体内に取り入れられることにより、血管拡張または血行促進を起こすことによって、緊張をほぐす作用があります。初期の実験報告の中に、興味深い副作用についての記述がみられました。患者の多くに、以前はわずかか全く毛のなかった部分に発毛がみられたというものです。つまり、ミノキシジルは脱毛抑制のプロぺシアとは異なり、直接毛母細胞に働きかけ、毛母の細胞分裂を活性化させ、髪成長を早める働きをします。

何十年にもわたる研究の末、ミノキシジルは安全かつ効果的であるとされ、アメリカでアップジョン社(現ファイザー社)によって発毛促進剤とし販売されるに至りました。現在、アメリカをはじめ世界中の国でFDAの承認を得て、ミノキシジルを用いた発毛促進剤は販売されています。現在、世界中の何十万という人がミノキシジルを使用し、それによって髪をとりもどし、精神的にも大きな自信へと繋がっています。

さて、この「ミノキシジル」ですが、代表的なところでは、ミノキシジル5%(カークランド社)ミノキシジル5%(アクタビス社)ミノキシジル7%(ポラリス社)等があります。また、ミノキシジルを配合した、ファイザー製薬のおロゲイン5%もございます。
これらミノキシジルを配合した育毛剤は、国内からでも輸入代行店などで入手可能で、満18歳以上の方で、頭頂部の毛髪が薄くなる方に適しています。