GABA(ギャバ)サプリメント

グルタミン酸の上昇を抑えるブレーキ役としての機能をもつとされるGABA(ギャバ)はアミノ酸の一種で、正式名称をγ(ガンマ)-アミノ酪酸といいます。
GABA(ギャバ)は、動物、植物を問わず、自然界に広く分布している物質ですが、人をはじめとする哺乳動物の脳や脊髄に、特に多く存在します。
GABAは腎機能を高め、血圧の上昇を促す塩分(ナトリウム)の排泄を促進することが研究で明らかになっています。また、GABAは延髄の血管運動中枢に作用し、抗利尿ホルモン(バソプレッシン)の分泌を抑え、血管を拡張し、動脈硬化の促進因子であるコレステロール中性脂肪の増加を抑えることが研究報告されています。つまり、GABAが持つこれらの働きにより血圧上昇抑制効果が得られるのではないかと考えられています。

さて、GABAは抑制性の神経伝達物質であることは前述しましたが、人がイライラしたり、神経が高ぶって眠れなかったり、パニック状態にあるときなどは、脳内のGABAの量が減っているという研究報告があります。そういった状態の時にGABAを摂取すると、症状が改善されるという報告もあります。

GABAはお酒で弱った肝臓を元気にする働きのあることが動物実験で示されています。高血圧ネズミにアルコールを与えると、必ず肝機能に障害が出て、脂肪肝や肝硬変を発症しますが、その高血圧ネズミにGABAを与えながらアルコールを飲ませたところ、肝機能の異常(GPTやALPの血中濃度の上昇)は認められませんでした。また、ネズミにGABAの豊富な飲料と共にアルコールを飲ませると、アルコールだけを飲ませた場合より、血中のアルコール濃度が20〜30%低く抑えられ、血液中からアルコールが消えていく速度も速かったとのことです。これはGABAの効果で肝臓の働きが高まり、アルコールの分解酵素が活性化したためと考えられます。

ところで、旨味調味料の成分として有名なアミノ酸の一種であるグルタミン酸は「興奮性」の神経伝達物質ですが、GABAは反対に「抑制性」の神経伝達物質といわれています。ストレスの多い現代人の脳では、このグルタミン酸アミノ酸)の分泌量が増えやすい状態にあるといえます。脳内のグルタミン酸の量が多くなると神経が常に高ぶった状態となり、全身に悪影響が出てくると考えられます。血圧の上昇がその代表です。グルタミン酸の上昇を抑えるブレーキ役としての機能をもつとされるGABAが、今、大いに注目されています。
L-グルタミンは、高負荷の運動後に必要なフリーフォームのアミノ酸です。L-グルタミンはあらゆる生物の体内に見られる蛋白アミノ酸の一種で、身体にもっとも豊富に存在します。L-グルタミンは、体内で合成することができるいわゆる非必須アミノ酸の一種ですが、ケガや疾患などの際は身体の需要に供給が追いつかなくなる場合もあるため、状況により積極的に摂取したいアミノ酸です。

GABAには、血圧低下、中性脂肪を抑える、肝臓・腎臓の働きをを高める、神経を鎮めるといった効果があると言われています。
サプリメントの輸入代行通販店で購入可能なギャバには、Ultimate Nutorition社GABA 750mg(カプセルタイプのサプリメント)や、Source Naturals社のGABA 750mg(粒タイプのサプリメント)などがあります。

GABAの摂取量ですが、健康な人が、病気の予防を目的に取る場合は、1日10〜20mgが目安ですが、高血圧などの病気を抱えていて、その改善を目的に利用したい場合は、もう少し多めの摂取でもよいと言われています。


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